1月19日の日曜日に京都市獣医師会のセミナーがあります。
このセミナーで、当院の竹林先生が
「子犬のジアルジア症診断におけるスナップ・ジアルジア®の有用性およびフェバンテル合剤の治療効果の検討」
という研究を発表されます。
ジアルジアは子犬の消化管内に寄生する原虫で主に下痢を引き起こします。
また、人獣共通感染症の一つで、人に感染することもあります。
今回の研究では、正常便の子犬でも約40%でジアルジアが感染していることを明らかにしました。
そのため、6ヵ月齢以下のワンちゃんにおける、健康診断内での糞便検査が重要となります。ジアルジア症は、駆虫薬の内服で治療ができます。
検査は、少量の糞便により検査キットを用いて簡単に検査することが可能ですので、
糞便検査をしたことのないワンちゃんは、是非検査をしましょう。 橋爪勇人